GOATBROSの八木です。
空冷ワーゲンやヴィンテージカーに乗っている方々なら一度は悩んだことがあるであろう、「クーラー問題」。
今回はもしかすると一筋の光を当てることにかもしれない、”某ネットショッピング”で販売している激安クーラーをヴァナゴンT3に取り付けてみました。
ちまたでウワサに!?”電動コンプレッサー”クーラーを入れてみた
【一見ちゃんと揃っているように見えるセットですが…。】
今回設置するのは、Amazon等のネットショップで売られるようになった「NEKPOKKA」の電動コンプレッサー式のパーキングクーラーです。
NEKPOKKAのクーラーは最近は“旧車 激安 クーラー”のようなワードでGoogleなんかで調べるとかなりヒットするので、
気になっていた人も多かったじゃないかと思います。
ちなみにパーキングクーラーは何ぞやという方もいると思います。
そもそも、従来のカーエアコンはコンプレッサーがベルト稼働式になっているので、エンジンのONOFFと完全に連動している形になります。
それに対し、最近ネットで回っている電動コンプレッサー式パーキングクーラーはエンジンを切った状態でも電源が確保できれば稼働できる優れものとなっています。
昨今は旧車用クーラーキットも高騰しているのに対し、電動コンプレッサーは安価で購入できることもあり、しっかり稼働できる仕組みが構築できればコスパも非常に良い物になるはずだと考えました。
安いのにはやっぱりワケがある。箱開けてみると…
【なんと吹き出し口が最初から破損していました汗】
ただ、安価で買えるのにはワケがあります。箱を開けてみると正直自分でもかなりびっくりしてしまったくらい作りの甘さがみられる製品でした。
まず、クーラーに付属している吹き出し口は一部ついていない状態でした。今回は見えない位置にインストールしてしまうのですが、本来であれば大問題のはずです…。
そのほか、スイッチの作りがかなり雑で基盤から外れていたり、クーラーのガスが入っているはずのレシーバーのキャップが外れていて中身が完全に抜けている、またこのキット自体が元々車種専用品ではないものの、どの車に使えるんだろう?と思えるほど付属のホースが短かったりなど…。
結論としては、安価な電動コンプレッサーキットは加工なしでは到底普通に使えるものではなかったのではないかと思います。
ただ、意外にもしっかり加工や調整をしてあげると想像を上回る結果を出してくれるようになりました。
(後半に続く)
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