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空冷ワーゲンのセカンドカーに最適な中古車は?ゴルフⅡ・ジムニー・サンバーを徹底比較

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空冷ワーゲンのセカンドカーに最適な中古車は?ゴルフⅡ・ジムニー・サンバーを徹底比較

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空冷ワーゲンのセカンドカーに最適な中古車は?ゴルフⅡ・ジムニー・サンバーを徹底比較

ゴートブロスの八木です。

空冷ワーゲンのセカンドカーについてよくお問い合わせをいただきます。

当社では、お客様が空冷ワーゲンを普段使いのメインカーとしてご活用いただくことを第一にサポートしています。しかしながら、現代の気象(特に夏)や交通事情などを考慮すると、セカンドカーをご提案することもあります。

そこで、空冷ワーゲンのセカンドカーとしてよく聞かれる3つの車種についてオススメしていきたいと思います。

1、フォルクスワーゲン・ゴルフⅡ

 

クラシックワーゲンの代表格でもあるゴルフⅡも空冷ワーゲンのセカンドカーとしてどうかという質問も頂くことが多いです。

結論から言えば、メリットデメリットがはっきりしているクルマと言えます。

フォルクスワーゲン・ゴルフⅡのセカンドカーとしてのメリット

  • 1、空冷ワーゲン同様にパーツが豊富で補修が容易であること
  • 2、外装のカスタムも容易である
  • 3、どっしりとしたドライブフィールで長距離ドライブにも最適

フォルクスワーゲン・ゴルフⅡのセカンドカーとしてのデメリット

  • 1、空冷ワーゲンとはエンジンの躍動感やドライブフィールが根本的に異なる
  • 2、水冷エンジン特有のトラブルが多い
  • 3、状態のいい車両は200万円を超えてくるのでセカンドカーとしては不向き

特にお伝えしたいのは、ゴルフⅡは空冷ワーゲンとはエンジンや駆動方式が大きく異なるという点です。空冷Flat4エンジンのRR(リアエンジン・リア駆動)に対し、ゴルフⅡは水冷エンジンのFF(フロントエンジン・前輪駆動)であり、走行感覚はまったく異なります。

ただ、タイプ1ビートルとゴルフⅡは共に「クラシックワーゲンの象徴」として広く知られているため、セカンドカーとして気になる方が多いのではないでしょうか。

2、スズキ・ジムニー

 

空冷ワーゲンのセカンドカーとして、ジムニーを候補に上げる方は非常に多いという印象です。国産の軽自動車であるため、手頃なイメージを持たれることもありますが、以下のようなポイントがあります。

スズキ・ジムニーのセカンドカーとしてのメリット

  • 1、空冷ワーゲン同様、幅広いカスタムが可能
  • 2、構造がシンプルで整備がしやすい
  • 3、年式の幅が広く、中古車の選択肢が豊富

スズキ・ジムニーのセカンドカーとしてのデメリット

  • 1、カスタム内容によっては車体価格が高騰することも
  • 2、一部年式に搭載されているエンジンには耐久性に課題がある
  • 3、整備履歴が不明な車両は故障リスクが高い

ジムニーの魅力は、車体数の多さと、空冷ワーゲンのように「自分好みにカスタムして楽しめる」点にあると思います。一方で、「遊び車」として使われていた文化があるため、整備履歴が不明確な車両には注意が必要です。

また、かつてジムニーに搭載されていた「K6A」型エンジンは、オイル管理を怠るとエンジンブローにつながるリスクがあるため、選定時は慎重にチェックする必要があります。

●エンジンOHなど各部に手を入れているジムニーを販売中です

https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/15/700962003030250306001.html

3、スバル・サンバー(2012年式までの車両)

  

今回ご紹介する車種中では最もセカンドカーとしてオススメできるのが「スバル社生産のサンバー」です。スバルが2012年まで自社生産していた車両は駆動方式が「RR」。つまり空冷ワーゲンとドライブフィールが似ている部分もあるといえます。

スバルサンバーのセカンドカーとしてのメリット

  • 1、空冷ワーゲンと共通の駆動方式「RR」であること
  • 2、仕様によっては車体価格や維持費を抑えられる
  • 3、アフターパーツも豊富で、カスタムも容易

スバルサンバーのセカンドカーとしてのデメリット

  • 1、高性能が故の「オイル漏れ」が頻発する
  • 2、一部機関の整備にコツが必要
  • 3、ATの仕様が古く、一世代前の自動車をという印象を受ける

サンバーのデメリットは、維持管理の知識がある程度求められる点に尽きると言えます。構造が特殊な分、整備性が良いとは言い切れません。更に、オイル漏れも起きやすく、一般的な整備工場では敬遠されがちなのも事実です。

また、AT(オートマチックトランスミッション)の仕様が3速ATという旧式のもので、加速感やシフトフィールがもっさりしていることから、旧車のセカンドカーに求めたい「現代の軽自動車のようなスムーズな走行性能」を期待するとややギャップを感じるかもしれません。

ただ、サンバーは2025年現在でも仕様によっては数十万円で車体が入手可能です。なにより、その独特のドライブフィールを楽しめるという点では、空冷ワーゲンのセカンドカーとして非常に相性が良いと考えられます。

※今回ご紹介した中でもスズキ・ジムニーとスバル・サンバーについては車種は当社の専門外ではあるものの、空冷ワーゲンのセカンドカーとしてお乗りになる場合の整備や販売については随時ご相談を承っております。空冷ワーゲンのセカンドカー選びでお悩みの方は、ぜひお気軽に当社までご相談ください。

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ゴートブロス:担当 八木(ヤギ)

TEL:054-631-6178

Mail:info@goatbros.com